06.2022 Paris

 

covidに始まり
そして悲しいことに戦争が始まり
当たり前のように簡単に海外へ行くことが突然難しくなったこの数年。

一年半ぶりに渡仏した2021年9月
そしてそれから9ヶ月振りに再び渡仏できたこの6月。

パリの様子は訪れるたびに変化していき、今ではフランスへ入国できれは、規制もなく自由に暮らす人々の様子に、知らないうちに固くなっていた私の心も解きほぐされていきました。


サクレクール寺院
パリのアパートから歩いて15分くらい。
朝や夕方に散歩をすると気持ち良く、その丘の上からはパリの街が一望できる気に入りの散歩コース。

夕方、何段にも重なる階段にはたくさんのパリジャンや観光客が腰掛け、パリの街を眺める姿に、多くの人々が自由を得て戻ってきてるんだと喜びが湧いてきます。

人々が集まる中心には路上ミュージシャンが
ギターを片手に音を奏ではじめ、少し歌いはじめると、
彼はボランティアシンガーを募集しはじめました。
そこへ次々と手を挙げる様々な国の女の子たち。
彼女たちは決して歌が上手いわけではないのに、誰の目を気にするわけでもなく、自分の気持ちを一番に、愉しみ喜び唄い、私はその姿に眩しさや自由、生きる喜びのような熱いなにかを感じるのでした。

それを見守るオーディエンスもまたあたたかく

手拍子をしたり、一緒に唄ったり。

夕方のParis
特別な数分間。

 
kanako yamane