06.2022 Paris
フランスの6月はとても暑く、
この日も熱波に見舞われ、外の気温は40度近くまで上がっていました。
私は朝9時過ぎから洋服を扱かうディーラーのアトリエで3時間ほど買付をし、集中力が切れるころには時計の針はもうお昼を回っていました。
そして昼食は友人が予約をしてくれたParisの11区にあるイタリアンのビストロへ。
お腹は空くけれど何が食べたいのかが自分でもわからないくらい外は暑く、体力の消耗も激しく、栄養もしっかり摂りたいところ。。
そんなことを思いながら向かったビストロ。
ビストロへ着いて、早速、友人がメニューを読み上げてくれる。
聞いていると、わぁ!そんな料理が食べたかった!と元気が湧いてくる。
今日は野菜中心のメニュー
・前菜はグリーンのガスパチョ
・メインは粒パスタとレンズ豆と野菜と果物のサラダ
・デザートはパブロア
暑い日には最高のメニュー。
その日の天気や気温に合わせてメニューを決めてくれているのかなと思うとシェフの優しさが伝わってくる。
そしてサーブしてくれる器達もフランスの古いものたち。
レギュミエにはたっぷりなサラダが盛り付けられ、二人でシェアしながらいただく。
隣の席では、レギュミエやスーピエールにパスタが盛り付けられていた。
ガスパチョやパブロアの器ももちろん古いもの。
器のリムの可愛らしさに素敵だな思いながら食していくと底から絵が出てくる。
底に絵が描かれているんだとわかると、
食べながらどんな絵が描かれているんだろう、何色かななどと、徐々に現れてくる絵をイメージしながら食べていくのも楽しい時間と嬉しいサプライズ。
時々、絵が真ん中にあると料理を盛り付けると見えなくなってしまうからと思われる方もいますが、逆に食事の時間が楽しくなることを知ってもらえたら嬉しいなと思う。
私自身がそんなサプライズを受けて実感したのでした。
こうして器の使い方、楽しみ方もたくさんあることをフランスでも知ることができる。
メインのサラダに使われていた粒パスタ。
これをどうしても手に入れたくて、エピスリーへ探しに行ってみるものの、同じものは見つけられず、それに近いものを購入。
日本へ戻りグテラのシェフ西尾さんとサラダの再現をしてみたり、食の探究も進み中。
いつか” Goûter à SASHIIRO ” でお披露目できる日を楽しみに。
しかしその前にParisへ行かれたらぜひに
49 rue Popincourt, 75011 Paris
Pianoterra